こんにちは、木曜担当の北澤です。
今日はあまりにも世に出すぎてしまったキーワード
「黄金比」を、あえて取り上げたいと思います。
黄金比とは、自然界の中に存在する比率のことで、
古来より建築や彫刻・絵画などに
この比率が取り入れられてきたことから
「美しい比率」と言われています。
黄金比の計算式は数学的にも美しいと言われており、
自然界だと巻き貝の巻いていく比率や、
植物の葉の並ぶ比率などに見いだせるのだそう。
ミロのヴィーナスの身体にも用いられているため、
美しいといわれる姿かたちには黄金比が隠れているとか。
デザイン初心者にありがちなのが、文字などをすべて中央揃えにしてしまうこと。
確かに中央揃えはバランスよく、内容がまとまるのですが
デザインとしては、優等生すぎるきらいがあります。
少しだけデザインに変化をつけたいとき、ちょっとつまらないなと感じたとき。
黄金比や白銀比(白銀比がどのような比率かは調べてみてください)を
用いてみると、写真や絵がより美しく感じられるかもしれませんね。
全体の黄金比の場所に注目させたい文字やアクセントを置いたり、
遠近法の消失点(線が集約する場所)を黄金比の位置にしたりと
積極的に使ってみましょう。
うみぽすは、多数の作品の中で自分の作品を選ばせなくてはならないコンテストです。
完成した!応募しよう!という前に、ちょっと立ち止まって
まだブラッシュアップできるポイントがないかどうか、探してみてくださいね。
とは言え、私自身は実はあまり黄金比を意識したことがありません。
なぜなら、美しいと言われるバランスは人それぞれ感性が違うため、
そればかりに固執していると、枠からはみ出るデザインは作れないと感じているからです。
そこで、次回は美しいレイアウトを、あえて「崩して」みましょう。
それでは、また!