自分で作ってみよう
Zoomの「バーチャル背景機能」、みなさんは使っていますか?
自室のプライバシーを守るだけでなく、会議や飲み会、女子会、同窓会などで使い分けて自分を演出し、楽しんでいる人が増えていますね。
さまざまな企業も背景画像の提供を始めています。
でもどうせだったら、オリジナルの背景を作ってみませんか?
でも、どうやって作ったらいいのでしょう?
と、いうことで、海が大好きなクリエイター中川彩乃さんにご協力いただき、作り方イラスト編をお届けします。
ぜひ参考にしてみてください。
Zoom背景づくりの特徴
はじめまして、「海クリエイター」の中川です。
今回、いざ作ってみたらZoom背景って結構他の作品づくりとちがう特徴があることに気づきました。
それは、背景画像の「中央に自分(または使う人)が映されて完成する」という、今までにない、画像・映像メディアだという点です。
さらに、うみぽす作品として文字(場所とひとこと)を加えれば、おすすめの場所を発信したり、メッセージ性も出せます。「自分自身の演出」にもなりますよね。
これはやりがいあり、です。
では、さっそく作っていきましょう。
アイデア出し(下書き)
- 自分の大好きな風景を題材にしようと考え、湘南の街や浜、海中で何ができるかを考えて下書きを作ってみました。
- Zoomで使うと、センターに人物(自分)が来ます。
つまりその周りをどう演出するかがポイント。
イスに座る=電車の座席にしたり、魚が自分を取り囲んでいたり。 - ただし、誰も写っていないときにも、作品として成立させたいな、と考えました。
- 仕上げの方向性を2つに絞りました。
ちょっとおしゃれな方向性と、インパクト重視の方向性。 - 仕上げのイメージは、今回は80年代風のタッチをモチーフにしました。
江ノ電の座席案(七里ヶ浜と江ノ電)
- ひとつ目は、大好きな江ノ電の車内の案です。
友だちと一緒に海に出かけるイメージで、座席に座ってZoomに参加する、というアイデア。 - 私がイラストを描くのは、ペンタブレットです。
- 着色してみて、Zoomに取り込んでみました。
- どうも、アキが多すぎる。ソーシャル・ディスタンスの時代だけど、もうちょっと寄せたい。
- ちょっと書き直して、もう1度チャレンジ。
今度は、うまく自分がはまりました。並んで座っているみたいでしょ?
- 色を見直して、コピーと場所の名前を入れて、完成です!
見つめてくるしらす案(生しらす丼)
- ちょっと笑えるような、インパクトのある案もやってみました。
題して「見つめてくるしらす」。湘南の名物、生しらす丼です。 - キャッチと文字要素決めました。
「すけすけで、ぴちぴち。おいしい生しらす丼 江の島」笑
- 絵に色をつけてから文字を配置!いい感じ?
- Zoomに取り込んでみると、文字もしらすも人物にかぶりすぎ。残念。
- しらすを端に寄せたら、こんな遊びも可能になりました。
あとは文字の配置ですね。
- やっと、ちょうど良い文字配置を見つけました。
タテ書きです。これで完成。 - こうして、作っては取り込んで確認、直しては確認を繰り返します。
こういう作品づくりは他にはないですね。
- わかったこと、それは、大事な要素は少し内側に入れておくということ。
Zoom相手の環境によっては、切れてしまう可能性があるみたいです。
文字も四隅をうまく使ってください。 - なお、デジタルで描く場合は、色の表示設定が「RGB」か「CMYK」かで表示の際の色に違いが出ます。
この点も気にしておきましょう。
2つの完成形は以下よりダウンロードできます。
30万円の賞金を狙って、みなさんも作ったらぜひ、
うみぽすのZoom背景の部に応募してください。
うみぽすは、今年で9年目。海の観光を応援する全員参加型の地方創生プロジェクトです。
新型コロナの影響が終わったら、あなたの好きな海に多くの人に来てもらえるよう「たのしい広告」をつくってください。
それをみんなに見てもらい、みんなで日本の海を盛り上げていきましょう。
入賞作品はすべて、自治体や企業、商店など、どなたでも無料で利用することができる「地域の財産」となります。
ご協力いただいたクリエイター
制作ステップの解説〜サンプルづくりにご協力いただいたのは、中川彩乃さん。
デザインやイラスト、写真も動画もマルチに制作する「海クリエイター」として活躍中です。
今回は、イラストで創り上げていく場合のステップを題材にしましたが、
写真作品にも応用できるような視点、Zoom背景画像ならではの工夫などもたくさんあります。
ぜひ参考にしてみてください。
参考リンク
【Zoomバーチャル背景の例】