ビオトープの魚図鑑:⑤『アブラボテ』

ビオトープの魚図鑑:⑤『アブラボテ』

近大福山のビオトープに生息する魚を紹介します!

ビオトープの魚図鑑、第五弾で紹介する魚は『アブアボテ』です!

和名:アブラボテ(油帆手)
学名:Tanakia limbata
分類:コイ目・コイ科・アブラボテ属
体長:5センチメートル
食生:雑食(藻、水生昆虫など)
分布:本州、四国北部、九州北部

『アブラボテ』は5センチ程度の小型のタナゴで、単独行動をします。
個々が縄張りを形成し、その強い縄張り意識から、頻繁に同種同士でケンカをします。
『ヤリタナゴ』とは違って、体高が高い側扁体形です。
体色は褐色を帯びた銀白色で、肩部や体側面に斑紋や縦帯は入りません。
和名の「アブラ」は本種の体色に由来し、「ボテ」はタナゴの俗称となっています。
本種の婚姻色は深い緑色で、とても渋く、その燻銀な佇まいに魅了されたという、コアなファンも少なくありません。
ヤリタナゴとは近縁関係で、ごく稀に交雑します。
多くの地域で準絶滅危惧種に指定されています。
本種は他のタナゴ同様、産卵母貝に卵を産みつけます。
そして、「産卵母貝の減少」や『ブラックバス』などの「外来種による食害」によって個体数が減っています。

《以下アブラボテの写真》

写真②アブラボテ

写真③アブラボテ

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