祝日に外来種の駆除活動をしました!

祝日に外来種の駆除活動をしました!

祝日(スポーツの日)に、外来種駆除をしました!

皆さん、10月9日の祝日(スポーツの日)はいかがお過ごしでしたか?
私たち、近大福山の科学部は、日曜日と月曜日の二日間で地元の河川『芦田川』の支流『瀬戸川』にて、外来種駆除をしていました。
我々は以前より、ビオトープについての探求活動を行なっており、その対象として、学校に作った池や、地元の一級河川『芦田川』、特にその支流『瀬戸川』をメインに生態系の観察、研究をしてきました。
今回はその中でも特に私たちの頭を悩ませている『外来種問題』について一石を投じます。

ブラックバス

今回、2匹のブラックバスが採取されました。
どちらも20センチを超えるサイズで、うち1匹はお腹から『カネヒラ』という在来種の淡水魚が丸々1匹でてきました。
外来種が在来種を食べている、決定的瞬間でした。

今回、メインで採取活動をしたのはこの私、部長の猪原ですが、お恥ずかしいことに、ブラックバスをろくに釣ったことがありませんでした。前に何度か、市役所からブラックバスの標本を頼まれて、釣りに行ったことがあるのですが、ことごとく失敗に終わっていました。人生で初めて釣ったブラックバスには、興奮が抑えきれませんでしたよ。

ブルーギル

ブルーギルはブラックバスと同様、『サンフィッシュ科』の魚で、ともに『特定外来生物』に指定されています。
『特定外来生物』は法律で生きたままの運搬や飼育が禁止されているので、採取したらその場で〆なければなりません。

標本作成の下処理①

我々科学部がメインで作っている標本は『スチレン樹脂封入標本』といって、アルコールで脱水と固定を行った試料を樹脂でカチコチに固めたものです。
今回は採れたての魚を、標本用に下処理をしていきます。
まずは塩揉みです。
市販に出回っている食塩を揉み込み、魚の粘液を落とします。
鰭の根元などもしっかり揉みます。
最後に水で濯いで塩を落とせばこの工程は完了です。
こうすることで、アルコールにつけた時の表面の白濁化を防ぐことができます。

標本作成の下処理②

次にアルコールを使った固定です。
70%以上のアルコールに、塩揉みした魚を漬けます。
この時、鰭が閉じないように手で広げたままにします。
素手だと手が荒れてしまうので、ゴム手袋をつけましょう。
時間が経つと、魚がどんどん固くなっていきます。
ある程度固くなってからの方が、鰭の編集はしやすいです。

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