
瀬戸内海の魚を紹介します!
瀬戸内海の魚図鑑、第二弾は『マダイ』です!
和名:マダイ(真鯛)
学名:Pagrus major
分類:スズキ目・タイ科・マダイ亜科・マダイ属
体長:〜120センチメートル
食性:肉食性(エビ、カニなど)
分布:北海道以南の全国各地
『マダイ』は日本で最も馴染み深い魚の一種でしょう。
皆さんも一度は寿司や塩焼きで食べたことがあると思います。
古くから日本の漁村で愛されてきたマダイは、正月やスポーツの日など、多くの祝宴の場で親しまれてきました。
祝い事に出されるマダイ料理はいつも頭から尻尾までをそのまま塩焼きにされていますが、それには『最初から最後まで物事を全うする』と言う意味が込められています。
また、マダイは他の魚と比べ、長生きする傾向にあるため、長寿の象徴としても縁起がいいそうです。
瀬戸内海で大量発生しているマダイ!
いま、瀬戸内海ではマダイが大量発生しています。
以前は、マダイは瀬戸内海ではあまり取れなかったそうですが、最近の地球温暖化などの影響もあって、生息分布が大きく変わってきています。
ただ、鞆の浦周辺では古くから水揚げが盛んだったそうで、『鯛網』という歴史ある漁法が今でもされています。
大漁旗を沢山付けた漁船や、法被姿の漁師さんが網を引き上げる姿は迫力満点です!
観光イベントとして、見学することができるので、機会があれば、ぜひ寄ってみてください。
マダイの体には沢山の水色の斑点があり、目にもアイシャドウのように青色が掛かっています。
また、背鰭がとても鋭利なので、刺さらないよう、注意が必要です。
クロダイとの違い
瀬戸内海ではマダイと同じく、クロダイの分布割合が多くなってきています。
マダイとクロダイの違いは色だけでなく、顔つきや食性、好む生息環境など、多くの違いが見られます。
地引網体験で行われるお魚教室では、このような面白い魚の話が聞けます。
コメント