
瀬戸内海の魚を紹介します!
瀬戸内海の魚図鑑、第六弾で紹介する魚は『カワハギ』です!
和名:カワハギ(皮剥)
学名:Stephanolepis cirrhifer
分類:フグ目・カワハギ科・カワハギ属
体長:〜30センチメートル
食性:肉食性(ゴカイ、アサリなど)
分布:北海道以南の日本各地
カワハギといえば、皆さんも馴染みがあるであろう、食用魚の代表です。
皆さんも一度は食べた事があるのではないでしょうか。
カワハギは日本各地で釣りの対象魚として親しまれています。
カワハギはおちょぼ口がチャームポイントで、この口を使い、餌を削ぎ取るように食べます。
そのため、釣り針を掛けるのが難しく、釣り人の間では「餌取り名人」の名を欲しいがままにしています。
カワハギは非常に美味しく、また、処理が簡単な魚で知られています。
カワハギはその名の通り、皮を剥ぐのがとても簡単です。
そして身は、脂肪分の少ない白身で歯応えがあります。
一方、カワハギの肝は別名、「海のフォアグラ」と呼ばれるほど脂肪分を含んでおり、大変美味しい珍味として知られています。
カワハギの旬は本来夏なのですが、肝が大きくなる時期として、秋から冬が第二の旬とされています。
「カワハギの肝醤油」は全魚料理の中でもトップクラスに美味しい料理と言えます。
カワハギは寿司、煮付け、天ぷらなど様々な料理で楽しむ事ができます。
肝醤油にディップして食べる刺身は格別でしょう。
カワハギの写真
美味しいカワハギを見分けるポイントはなんと言ってもお腹でしょう。
肝がパンパンに詰まっていれば大当たりです!
カワハギは一般的な魚よりも運動量が少なく、肝臓に毒素が溜まらないため、肝が美味しく食べられるそうです。
写真の個体はメス個体ですね。
カワハギの雌雄判別
カワハギの雌雄を見分けるポイントは第二条の背鰭から伸びる紐条に伸びる鰭条(キジョウ)です。
これが伸びていればオスで、なければメスです。
カワハギの飼育日誌
カワハギは実はとっても飼育が簡単な魚なんです!
実際に科学部でも60センチ水槽で飼育していたのですが、おちょぼ口で人工飼料を器用に食べていました。
海水魚飼育に興味のある方、ぜひカワハギの飼育からトライしてみてください!
この個体はメス個体ですね。
部長が描いたカワハギのイラスト
この個体は背鰭から鰭条が伸びているため、オス個体です。
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