瀬戸内海の魚図鑑:⑦『ウマズラハギ』

瀬戸内海の魚図鑑:⑦『ウマズラハギ』

瀬戸内海の魚を紹介します!

瀬戸内海の魚図鑑、第7弾は『ウマズラハギ』です!

和名:ウマズラハギ(馬面剥)
学名:Thamnaconus modestus
分類:フグ目・カワハギ科・ウマズラハギ属
体長:〜30センチメートル
食性:肉食性(オキアミ、エチゼンクラゲなど)
分布:北海道以南の日本各地

皆さんはウマズラハギ知っていますか?
カワハギによく似たこのお魚、実際にカワハギの近縁種です。
カワハギの仲間ということは…そうですう!肝が美味しいお魚なんです。
このウマズラハギ、体長がカワハギよりも大きくって、その分身も肝もたくさん取れます。
ウマズラハギの身は実は、脂肪率驚異の0.2%でとってもヘルシーなんです!
味はカワハギと遜色なく、少しさっぱりしています。

ウマズラハギの頭の棘は縄張り争いの時の威嚇に使います。
ウマズラハギの好物はエチゼンクラゲ(世界最大級のクラゲ)で、可愛い姿に似つかず、その鋭いおちょぼ口を使って集団で狩りをします。
多くの魚が、弱ったり、死んだエチゼンクラゲを捕食しますが、泳いでいる元気な状態のエチゼンクラゲを捕食するのは、ウマズラハギくらいだそうです。
なんとこのウマズラハギ、2メートルものエチゼンクラゲを、群れで1時間ほどで食べきってしまいます!
この時、毒のある触手ごと食べるんだそうです。

ウマズラハギの写真

この個体はメス個体ですね。

ウマズラハギのウマズラハギの雌雄判別

ウマズラハギの雌雄はおでこの形で見分ける事ができます。
おでこが突き出ているのがオスで、シュッとしているのがメスです。

部長が描いたウマズラハギのイラスト

この個体もメス個体です。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。