
定置網見学の始まり!
この度、我々科学部は『2023 北木島大遠征!』にて、牡蠣筏見学の次に、定置網見学に行きました。
今回見学させてもらう定置網は、牡蠣筏と同様、『勇和水産』さんの定置網です。
なぜ我々がグランプリの活動資金を定置網見学に使おうと考えたかというと、定置網は日本の沿岸部の水揚げ量の約4割を占めており、日本の漁業の実態を知る上で欠かせない存在だと認識していたからです。
また、我々が今まで行ってきた地引網は、比較的陸地近くで、水深が浅い場所での漁になります。
そのため、同じ瀬戸内海でも陸近くと沖側で、どれくらい魚種の差が出るのかを知る為の、調査の意味も込めています。
レポート①:定置網とは…?
定置網は前述した通り、日本の沿岸漁業の水揚げ量の約4割を占めています。
つまり、日本で最もスタンダードな沿岸での漁法になる訳です。
定置網は自分達で網を引く、地引網とは違い、「待ちの漁」になります。
海に陸から数キロに及ぶ長い帯状の網を出し、魚の進路を塞ぎます。
魚は浅瀬から深場に向かって移動する習性があるため、この網に鉢合わせた魚は網に沿って沖に移動します。
そして、その終着点に巨大な迷路のような網が設置されているのです。
この網は一度入ると抜け出せない構造になっており、迷路の終着点である「籠網(カゴアミ)」をクレーンで引きげて魚を獲ります。
レポート②:まだ見ぬ魚を追い求めて〜
今回の『2023 北木島大遠征!』は、参加人数の関係で、2隻のチャーター船を借り、牡蠣筏見学と定置網見学を交代で見学しました。
漁協に荷物を置き、船に乗り込みます。
この時、お借りしたライフジャケットを着用します。
今回我々が乗った定置網の船。
網を引き上げるためのクレーンと、大量の氷が入った箱が設置されています。
レポート③:船上は戦場
我々が船に乗り込んだ時には、すでに交代した科学部の別グループが獲った魚が入っていました。
下記写真は前グループが獲った魚たちです。
マダイやコイチ、ナルトビエイなども見受けられ、一同は大興奮でした。
ここからさらに魚が足されていきます。
クレーンと、ロープを巻き上げる機械を使い、網を上げていきます。
網の中には肉眼でもはっきりと分かるほどの、色とりどりの魚たちがいました。
この時の衝撃やワクワク感は、今後一生忘れられません。
マダコやブリ(ハマチ)など、沢山の魚が入っており、大漁を確信しました!
網には所々、イシモチやマダイの幼魚が刺さっていました。
写真の枚数制限上、獲れた魚は次回の記事で紹介します!
是非そちらもご覧ください!
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