
スポGOMI甲子園2022の全国大会に出場した時の話をします。
皆さんこんにちは。
部長の猪原です。
我々、近大福山の科学部は、このうみぽす甲子園に出会う前から、様々な環境系の活動をしてきました。
その中でも、特に思い出深いのが、去年開催された『スポGOMI甲子園2022』です。
初出場した予選。広島県大会で優勝し、乗りに乗った我々、『三銃士《サイエンス・オブ・エンパイア》』。
全国大会に出場する直前、なんとあのテレビ東京さんから、直々に密着取材のオファーがありました!
事前の意気込み発表で一層勢いを見せた我々に、テレビ局の方々も期待を膨らませました。
結果は何位だったかって?
最下位でした………
あんなにテレビの前で大口を叩いたのに…
結果は35チーム中35位の最下位…
東京中を歩き回って手に入ったごみの総量はたったの350グラム…
もはやワンルームで集まる量だと、『東京ホテイソン』さんからもネタにされてしまいました…
ちなみに1位のチームは42キロものごみを集めたそうです。
0が2つ多いですね…
記念撮影!
ごみを拾う僕たち
オリジナルアイテム『セパレーションホエール《海からのSOS》』
この日のために科学部の総力を上げて作ったオリジナルアイテム『セパレーションホエール《海からのSOS》』も、あと一歩、オリジナルアイテム賞に届かず、とても悔しい思いをしました。
このアイテムは上部に回転する巨大な鯨の頭が付いたごみ箱で、鯨の頭を回すことでごみを自在に分別することができます。
今、世界中でごみを食べすぎて死んでしまった鯨(主にハクジラ類)が目撃されています。
我々はこの問題をビジュアルで提唱するべく、鯨にごみを食べさせて、拾う度にお腹の中のごみが溜まっていき、それが外側から見えるという、強烈なデザインにしました。
さらに、この鯨は泣いています。
このごみを拾わなかったら、いずれ海に流れ着いて、この鯨が本物に置き換わってしまうのだぞという、意図が込められています。
また、本体にはごみ拾いをすることで達成できるSDGsが紹介されていたり、後には広島県のごみ収集車のナンバープレートの番号『530』(ごみ0とかけてある)を取り付けており、見た人の環境意識を駆り立てるデザインになっています。
オリジナルアイテム『トングレイピア』
さらに、我々は三銃士らしく、トングをレイピアと呼ばれる剣に見立てて改造しました。
素材は科学部の倉庫に眠っていたものを使いました。
先端には滑り止めが付いていて、濡れた缶も楽々拾えます。
また、タバコの吸い殻など、悪臭を放つごみを拾った後も、快適にごみ拾いができるよう、鞘の部分に消臭ビーズを取り付けてあります。
見かけによらず軽く、使いやすかったです。
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