こんにちは。
海洋連盟で広報を担当しているホリウチです。
毎週日曜日のスタッフブログは、応急手当や心肺蘇生について綴っていきます。
Vol.3 虫刺されについて
3回目は虫刺されについて。
夏は肌の露出も多いため、この時期によく発生する皮膚トラブルと言えます。
うっかりかき壊してしまうと治りも遅くなるので、適切な対処法を覚えておきましょう。
どんな症状?
虫が人間の皮膚を攻撃することによって、なんらかのトラブルが生じる状態を指します。
虫によって起こるトラブルを虫刺されと呼びますが、虫以外にもクラゲやヒトデに刺されると腫れやかゆみが起こります。
吸血する虫:蚊、ブヨ(ブユ)、アブ、ノミ、ダニなど
咬む虫:クモ、ムカデ
刺す虫:ハチ
また、触れてしまうとトラブルが起こる、毒を持つ一部の毛虫(チャドクガの幼虫など)もいます
発疹、かゆみ、水ぶくれが代表的な症状ですが、ひどいときにはショック症状(呼吸困難、血圧低下、意識喪失など)を起こすこともあります。
刺された人がアレルギー体質の場合はより注意が必要です。
どうしたらいいの?
虫刺されの応急処置の基本は、
1. 患部を水で洗い流し、清潔にする
2.薬を塗る
の二つです。
かき壊すと治りが遅くなるだけではなく、かいた傷口から細菌に感染するなどの二次被害に繋がる恐れもあります。
特に子どもの場合、とびひになることもあるのでかかないように注意してください。
かゆいだけの場合は抗ヒスタミン剤が配合された薬、かゆみが強く赤みや腫れもある場合は、消炎効果のあるステロイド成分が配合された薬を選びましょう。
ただし、以下のようなときはすぐに医療機関を受診してください。
・じんましんが出たり、気分が悪くなったりしたとき
・水ぶくれや腫れ、ほてり、痛みがひどいとき
・毒グモやハチ、一部の毛虫など毒性の強い虫に刺されたとき
・市販薬を5~6日使用しても症状が改善しないとき
まとめ
予防としてできることは
1. 虫よけスプレーの使用
2.薄着での外出は極力避ける
の二つですが、布団のケア(布団乾燥機や天日干しなど)によるダニの発生の防止も大切。
また、ハチは黒いものや匂いのするものに寄ってくる性質があるので、色の濃い服の着用、化粧品の使用には注意が必要です。