こんにちは。
海洋連盟で広報を担当しているホリウチです。
毎週日曜日のスタッフブログは、応急手当や心肺蘇生について綴っていきます。
Vol.2 こむら返りについて
2回目の本日はこむら返りについて。
夏は水のレジャーに出かける機会も多くなりますが、水中や運転中に起こると大事故にも繋がりかねません。
適切な対処法を覚えておきましょう。
どんな症状? 原因は?
いわゆる「足がつる」状態ですが、よく起こるふくらはぎ以外にも足の裏や指、太もも、腰などでも起こります。
運動中がいちばん多く発生しますが、就寝中や起床直後などでも起こることがあります。
原因としては以下が挙げられます。
筋肉疲労、水分不足、ミネラル不足、足の末梢の血流障害、神経障害、加齢・・・etc.
激しい運動は筋肉の疲労だけでなく、大量発汗による脱水やエネルギー不足を招きます。
また、エアコンの当たりすぎなどからくる体の冷え・血行不良も原因のひとつ。
水泳中に起こるのは、上記の運動と冷えの両方が原因であると言えます。
加齢や運動不足による筋肉の衰えが原因になることもあるようです。
どうしたらいいの?
こむら返りの応急処置の基本は、
1. つった部位をゆっくりと伸ばす
2.痛みが治まった後は温める
の二つです。
まずは落ち着いて安静にすること。水泳中に起きた場合はすぐに口頭で助けを求め、陸上に引き上げてもらいましょう。
よく起こるふくらはぎの場合は、膝を伸ばした状態で座り、足のつま先をつかんで手前に引っ張ります。
(身体が固い人は椅子などに座った状態でもOK)
「ゆっくり」引っ張るのがポイント。急激に引っ張ってしまうと筋断裂を起こす可能性があります。
痛みが治まってきたら、お湯のシャワーや蒸しタオルなどで患部を温めたり、マッサージをして血流を促してあげます。
まとめ
予防としてできることは
1. いきなりの激しい運動は避ける(ウォームアップをしっかり行う)
2.体を冷やしすぎない
3.栄養バランスに気をつける
の三つです。
体が固い人、デスクワークであまり動かない人は、こまめなストレッチや屈伸などでできるだけほぐしておくことが大事。
特に夏は汗をかきやすく、体内のミネラルが不足しがちな季節。日頃からバランスの取れた食生活を心掛けるようにしましょう。