写真も動画も、もうスマホが万能だけど、あえて基本をいくつか。第4回は、アングルとポジションについて。週末に海で撮影する自分の備忘録でもあるのですが、お付き合いください。
ポジションやアングルで写真は変わる
写真や動画を撮るときに重要なことのひとつが、カメラを構える位置(ポジション)とレンズの角度(アングル)。通常、みなさん「自分の目の高さ(アイレベル)」で写真を撮ることが多いと思います。液晶をしっかり見るには当然です。
でも、たまに座った位置からでも、同じように自分の目の高さで撮ることもありますよね。これ、カメラの高さは違っているわけです。ポジション(高さ)が違うと、当然カメラのレンズの向き(上下)も連動して変わってきます。
見上げるように撮るのが、ローアングル。逆に上から見下ろすのがハイアングルと呼ばれてます。どんなポジションでも水平に撮れば、水平アングルですが・・・そもそも「アングル」って角度のことなんで、「水平アングル」って無駄に矛盾する言葉ですね。なので通称アイレベルです。混乱しますよね。絵にしてみましょう。
カメラを構える「高さ」と、レンズ角度の組み合わせの代表例はこの①〜④。使い分けると、表現の幅が拡がります! 実際、けっこう違うので、ぜひ試してみてください。
人物がすっきり足長&小顔に見えるのは③、ローポジション(低水平)ですね。女子に人気のアングルで、インスタでもでもこれ意識している人は多いようです(インスタの場合、最後にさらにスラリと見えるよう加工してたりですけどね)。
あと対象だけでなく、背景も違うことに気づきませんか? ①は地面が多く④は少ない。ここは後処理(加工)しにくいところでもあるので、撮影時に気を配りたいところです。
ローポジションでいこう(かな)
さてこの週末、海辺で親子を集めたイベントを撮影するのですが、相手がこどもでもあるし、「ローポジション」&「ローアングル」を基本にしようかな、と考えてます。
でね、ビデオは下の左のようなセットを考えているわけです。グリップにカメラを固定することで低く構えることができる。液晶モニタについてるのは、日除けのシェードです。
けれど低い方ばかり考えてたら「せっかくの海岸なのに広い絵もないと面白くないなあ」と思いなおしてしまったのです。ならば思いきり高い位置からも撮ってみようと思って、写真右のような長い自撮棒(一脚みたいなもっと軽いもの)も用意しました。GoProで3mくらい上から撮ると、面白いかも?
さてさて、どんな絵が撮れるか。ちゃんと報告できる絵が撮れるよう頑張ります! お楽しみに。