こんにちは、海洋連盟で理事を務める内田です。
この「ウチオシ!」は「内田推し」と「うち(自分)推し」の略したことば。
つまり基本的に私の私的な感想に基づく、とてもとても個人的な「推し」なのです。
その辺を考慮の上、ぜひ気軽にかつ参考程度に読んでいただければ幸いです。
ウチオシ!おすすめな島10選
日本には大小様々な離島があり、人が住んでいる有人島300以上存在しています。
私たちは毎年うみぽすや海賊王と海の教室などで様々な海辺にお邪魔していますが、今回はその中で個人的に行けてよかったな〜と思った離島をご紹介!
有名な島も混じってはいますが、近くにお住まいの方以外は、ほとんど初耳の島じゃないでしょうか。
詳しいレポートは後日書くとして、今回はまずは一覧とダイジェストをお届け。
神津島(こうづしま)

神津島空港上空
東京の離島神津島は、伊豆七島のひとつ。
東京から南へ約180KMの太平洋上にに浮かんでいます。
1周だいたい22KMで、東京竹芝桟橋、静岡県下田からの航路と、調布飛行場からの飛行機で訪れることができます。
有名なのは天然の磯を利用して作られた遊び場赤崎海岸と、天上山登山。
天上山にはまだ登ったことがありませんが、赤崎には何度も行きました。赤崎はまるで何かのアジトのようなスポットで、子供を連れて行くと最高に楽しいですよ。
※わたくし内田のおすすめポイントは↓
ウチオシ! 空とお酒が魅力的「神津島」>>
<アクセス>
東京・竹芝桟橋より出港
ルート1:高速ジェット船で約3時間45分
ルート2:大型夜行客船で約12時間
熱海港より出港
広島(ひろしま)

広島 江の浦港
ここで紹介するのは、広島県のことじゃなく、香川県の塩飽諸島にある一番大きな島「広島」。
区別するために讃岐広島(さぬきひろしま)って地元当たりの人は読んでます。
250世帯くらいが暮らしているとってものどかな島で、備讃フェリーの天野社長に連れられてお邪魔しました。
この島は江戸時代に廻船問屋として栄えた尾上家の邸宅と、広島出身の書道家、藤本玄幽が「いろはにほへと」を頭文字にして人生の格言を書いた43基の石があります。江の浦港の案内所でレンタサイクルを借りて、いろは石めぐりを楽しんではいかがでしょう。
※わたくし内田のおすすめポイントは↓
ウチオシ! 海のサムライの末裔は甘酸っぱい>>
<アクセス>
丸亀港より出港
ルート1:フェリーで約45分
ルート2:旅客船で約20分
佐柳島(さなぎしま)

佐柳島からの小島と猫
瀬戸内海には様々な猫の島がありますが、ここ佐柳島も猫の島です。
猫の島を行きつくしたというあなた、ぜひ一度訪れてはいかがですか?
<アクセス>
笠岡住吉より出港
ルート1:旅客船で真鍋島本浦港まで1時間13分。真鍋島本浦港で旅客船に乗り換え佐柳島本浦港まで20分。
ルート2:高速船で真鍋島本浦港まで44分。真鍋島本浦港で旅客船に乗り換え佐柳島本浦港まで20分。
多度津港より出港
ルート1:旅客船で佐柳島本浦まで55分。佐柳島長崎まで1時間5分。
大飛島(おおびしま)、小飛島(こびしま)

写真は「小飛島」
岡山県笠岡諸島のひとつ飛島は大飛島と小飛島のふたつからなります。
今は減少してしまいましたが、大飛島の港のそばの浜には以前大きな砂洲があり、その突端から呼べば隣の小飛島に声が届いたといわれています。
水はとてもきれいで、海水浴場ではありませんが、地元の人はBBQと海水浴を楽しむためににここまで来る人も多い島です。
ツバキ油が名産で、私の妻のお気に入りです。
<アクセス>
笠岡住吉港より出港
ルート1:旅客船に乗り大飛島北浦港まで35分。洲港まで40分。小飛島港まで45分
ルート1:から旅客船(各停)に乗り大飛島北浦港まで45分。洲港まで50分。小飛島港まで55分
白石島(しらいしじま)

大玉岩からの白石島
こちらも笠岡諸島のひとつで、広い海水浴場があります。
以前は大阪などの関西地方から多くの人たちが海水浴に訪れていて浜には海の家や民宿が立ち並んでいましたが、海水浴客が減少した今は、
プライベート感満載の静かなビーチになっていて、この静かさを好む国内外のヨット乗りから密かに愛されている島です。
圧巻はその夕焼け。ぜひ1泊してください。
<アクセス>
笠岡住吉港より出港
ルート1:笠岡住吉港から高速船に乗り白石島港まで22分。
ルート1:笠岡住吉港から旅客船(各停)に乗り大飛島北浦港まで36分。
笠岡伏越港より出港
ルート1:笠岡住吉港から高速船に乗り白石島港まで22分。
高島(たかしま)

高島 王泊まり
またまたこちらも笠岡諸島のひとつ。
笠岡諸島で一番本土に近く周囲がこの島は縄文、弥生時代の土器が出土する歴史ある島です。
出土した土器や漁具などを展示している「おきよ館」という名前の小さな博物館もありますので、考古学ファンや歴史ファンの方意外に魅力的な島です。
<アクセス>
笠岡より出港
ルート1:笠岡住吉港から旅客船に乗り高島港25分。
向島(むかいじま)

千光寺公園から見た渡船と向島の桜
皆さんご存じの尾道市、そのむかい側にあるのが「向島(むかいじま)」。東京のかた、けっして「むこうじま」と呼んではいけません。
ここはしまなみ海道の最初の島でもあり、その先の因島の方が有名なため通過されがちですが、実は尾道水道の夜景や尾道の花火をみる絶好のポイントがある、知る人ぞ知る島です。
また、向島干汐(ひしお)海水浴場では潮干狩りが楽しめるため、シーズンには地元や近隣の人々がたくさん押し寄せます。
<アクセス>
陸路で
自家用車またはバスで無料の尾道大橋を使ってわたることができます。尾道駅から18分程度。
笠岡より出港
ルート1:笠岡住吉港から旅客船に乗り高島港25分。
中島(なかじま)

中島の山道から
愛媛の忽那諸島の中で最も大きい島で、松山港の沖約10kmに浮かんでいます。
この島はみかんとトライアスロンの島として知られていますが、実はクリスマス島と同じく赤いカニの大移動が見られる島なんです。
この大移動が見られるのは年に1度だけ。
普段は山に生息する赤手ガニが、8月の満月の夜になると産卵のため一斉に海へ向かいます。
自然の神秘を愛する皆さん、ぜひ8月の満月の夜は中島へ!
<アクセス>
松山の3つの港(乗り場)から中島行きの船が出ていて、選択肢のよって乗り場が変わります。
時間は50分から1時間30分程度です。
詳しくは中島汽船のHPをご覧ください。
与論島(よろんじま)

与論島
沖縄県にもっとも近い奄美諸島の島、それが与論島です。「よろんとう」と読まず「よろんじま」と正しく呼ぶのが通ぽくておすすめです。
1970年代の離島ブーム時のあこがれはの島といえばこの与論島です。
当時は年間20万人近い人が船に乗って訪れていたと聞いています。
数年前から第2の離島ブームと言われていますが、往時に比べるとそこまでの人がまだ訪れていないため、ゆったりとした島時間を楽しむことができます。
この島の魅力はなんといっても島の人々のあったかさとユーモアあるれる人柄です。
ぜひ行かれた方は街に繰り出して、島の人々との出会いを楽しんで下さい。
くれぐれもヨロンケンポウでの飲みすぎにはご注意を。
<アクセス>
鹿児島空港から
ルート1:空路で約1時間15分
奄美空港から
ルート1:空路で約45分
那覇空港から
ルート1:空路で40分
新鹿児島港から
ルート1:フェリーで約20時間
那覇港から
ルート1:那覇港からフェリーで約4時間50分
久米島(くめじま)

久米島比屋定バンタからはての浜

久米島比屋定バンタからはての浜
沖縄で5番目に大きな島がここ久米島です。
島の大きさの割に観光地化が進んでおらず、サトウキビ畑がざわわざわわと風になびき、多くの家の入り口にシーサーがいる、とっても沖縄な島です。
東洋一と言われる砂州のはての浜が有名ですが、はての浜に行かれるなら大潮を避けて行かれることをお勧めします。
なぜかというと、大潮だと干潮時に潮が引きすぎて、お魚まみれのシュノーケリングスポットには船で行くことができないからです。
参考URL:海と街と久米島編
<アクセス>
羽田空港から(例年7月中旬から8月末までの期間限定)
ルート1:久米島空港まで約2時間30分。
那覇空港から
ルート1:那覇空港から35分
那覇の泊港(とまりん)から
ルート1:フェリーで3~4時間
いかがでしたか?
正直、今回上げなかった島々にも素敵な場所がたくさんあります。
ぜひ機会を作って、みなさんも日本の離島を楽しみに出かけてください。