ちょっと特殊に聞こえる「水中撮影」だけど
いまは防水デジカメもあるしスマホの防水も出そろってきて、水中撮影は、ぐっと身近になりました。そんな機会を活かすヒントをいくつかご紹介します。
まずは、当たり前だけど、水がきれいじゃないといけない件。これはもう場所と、当日の海の様子に合わせるしかないのですが。下の左の写真、近くにこどもが泳いでいるのですが、見えないですよね。これくらいの透明度だと、いい写真は期待できないので、「さっさと別のこと考えた方が良い」わけです。真ん中くらいあれば、近距離ならいいショットが撮れるかも(顔は軽くモザイク入れてます)。
右の、ダイバーがこぞって潜りにいくような場所ならば、そりゃきれいですわ。遠くまで写る。
これを撮ってくれたのは別のスタッフなんですが、こういう機会があるときは「水中撮影用フィルタ」というピンクのフィルターをレンズ前につけるといいらしいです。水中は「色味が出にくい」のだそうです。下のこの写真はフィルターなしのカメラをポンと渡しただけです。
その時はフィルターのこと知らなかったので、ちょっと残念。せっかくのチャンスを活かすには、「ピンクのフィルター」。これ、覚えておくと良さそうです。アマゾンでも普通に売ってました。
なお、フィルターはハウジング(水中ケース)やカメラ形状にあわせて選ぶ必要があります。ダイビングで使う場合(5m〜10mなど水深の深いところ)は、ピンクより、赤いフィルターが良いそうです。海中で吸収される暖色系の波長との兼ね合いだそうです。
水の表情「バッシャーン」をとらえられるか?
濡れても良いカメラなら「水しぶき」もOKですよね。動画でチャレンジしてみました。まあまあでしょ。腰まで浸かってカメラをかまえたのだけど、イメージしていたのは、さらに迫力満点のものだったんだけどなぁ。でもあまり近寄って事故になるとしゃれにならないので、しかたない。まあ、動画でも静止画でも、こういう表現もできる、ということで。はい。
当初、カメラにフロート(浮き)をつけてジェットスキーの通り道に置こうとしたのですが、回転してしまうので、最後は手で押さえました。写真は回転したときに自分を写したもののキャプチャ。少し前の号に書きましたが、「順光は青が出る」のできれいですね。ジェットスキーの背景にこの青ほしいなら方角の違う海岸に行かないとですね。逆光でこの色は出ないです。