こんにちは。
海洋連盟で広報を担当しているホリウチです。
毎週日曜日のスタッフブログは、応急手当や心肺蘇生について綴っていきます。
Vol.8 倒れている人を発見した場合①
8回目は倒れている人を発見した場合。
そんなことはないに越したことはありませんが、いつ・どこで遭遇するかわかりませんよね。
この機会に適切な対処法を覚えておきましょう。
なお、今回のテーマは長くなるので3回に分けてお届けします。
どうしたらいいの?
倒れている人を発見した場合、まず最初にすることは
周囲の状況確認
です。
大きなものが倒れたり、落ちてくるような危険性はないか? 水が迫ってくるような場所ではないか?
現場によっては、救護をする人の安全も損なわれてしまう危険性があります。明らかに二次災害が予測される状況では、無理をせずプロに任せるという判断も必要です。
では、周囲の状況に問題がないとして、次にすることは
助けを呼ぶこと
が必要です。「えっ?」と思われた方もいるかもしれませんが、より早く確実に救うためにも救護活動は複数人で行うほうが効果的です。
「誰か来てください!」「手伝ってもらえませんか?」・・・なんでもよいので、大声で協力してくれる人を呼びましょう。

役割分担をします。人数にもよりますが、一般的に必要となるのは
1. 救命処置・心肺蘇生をする
2.救急車を呼ぶ
3.AEDを持ってくる
といったところです。
「誰か救急車を呼んでください」と言っても戸惑って誰も通報しなかったり、逆に複数の人が通報してしまうこともあり得ます。
「あなたは救急車を呼んでください」「あなたはAEDを持って来てください」と手で相手を指して明確に指示を出すようにします。
■協力者がいない場合
あいにく周囲に誰も人がいない状況もあるかもしれません。その場合は、
1. 救急車を呼ぶ
2.倒れている人の意識を確認する
の順番で、できることを一人で行うようにします。
その後も人が通ったときには常に協力を仰ぐようにしましょう。
次回は「意識の確認」から「心肺蘇生」について細かくお伝えしていきます。

